Drive


Drive 

絶対この監督ニードフォースピード、頭文字D好きだろってのが最初の印象だった、決して派手ではないが堅くしっかりとしたカーアクション、ディテール、車内のタコメーターが車の中でもっとも綺麗見せていて頭文字Dをこじらせたことがある自分としてはとてもにやりとした。
物語の舞台はロサンゼルスなのだがまるでアメリカとは思えなかった明らかに景観は違うがどこか日本っぽさも感じた、孤独で落ち着いた主人公の日常とテクノなBGMのせいなのかそれとも単純にニコラス・ウィンディング・レフン監督がデンマーク人だからなのかもしれない。
酒もSEXもしないとてもストイックな運転手、人の妻だけど愛する人とその子供を守りたい、ただそれだけのために物語はヴァイオレンスの深淵へと向かってゆく綺麗な映画だった。
劇中BGMになっていたKavinskyのこの曲自体は2010年に発売された曲なんだけどこのEPとのヴィジュアルコンセプトとドライヴの質感が合っていたしこれもってくるなんてわかってるなぁぁぁぁとにやにやしました、他にも歌詞による引用や他の映画からの引用が見られ映画としてのトータルプロデュース的な完成度がとても高かったと思う。

映画館でパンフレットを買うなんて子供のころ以来まったくしてないんだけども久しぶりにパンフレットを買ってしまった。
久しぶりに監督として興味のある人に出会えたので他の作品も見てみようと思う。